施工計画書は土木工事や建設工事を行う際にその作業の工程や施工方法、資材の詳細などについて共有するために作成するものです。全ての工事を行ううえで必ず必要になるものではありませんが、大きな工事や公共工事を行ううえで必要不可欠なものです。

その形式には特定のものがなく、自治体から指定された書式で提出する場合や自由形式で提出する場合など工事を行う対象や施主によってさまざまです。自治体の書式に準じて記入する場合には指定の用紙に必要項目を埋めていけばいいですが、自由形式の場合には必要な項目をひとつずつ考え、その内容を埋めていく必要があります。

そもそもなぜ施工計画書は必要なのか

建設業法第二十六条の三には「主任技術者および監理技術者は、工事現場における建設工事を適正に実施するため、当該建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理及び該当建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行わなければならない。」とあります。 工事現場や建設工事において、安全にそして品質を保持した状態で工事を行うために、その工事内容や詳細な施工方法や資材などについて共有するため施工計画書が必要になるのです。

施工計画書の作成は迅速に行う必要があります。その理由としては施工計画書は工事全体をあらかじめ規定するものであるため、着工前に完成していなければならないからです。逆に言うのであれば、施工計画書が完成していなければ施工を行うことができず、施工期間を含めた納期を考えるのであれば迅速に施工計画書を作り上げる必要があるのです。

規模の大きな建設業者の場合、社内に施工計画の形式が用意されており、それに合わせて施工計画書を作り上げます。しかし全ての建設業者にそうした施工計画書が用意されているわけではありません。 ここではそんな施工計画書を簡単に作成するために施工計画書のひな型を紹介しているサイトを紹介していきます。